紋章のマッチラベルをゲット!。ヨーロッパヴィンテージ 緑園で の続き
さて、紋章のマッチラベルを実際に手にしてみると、
やはり多少の好みが出てきます。
というわけで、いくつかピックアップします。
まずは、こちら
城の上に乗っかっているのはワイバーンかな。
後ろ脚だけのタイプですね。
その二匹が首を交差させてます。
佐馬鷹も、紋章で動物の角を交差させたりはよくあるのですが、
首の交差はやってなかったですね。
またもお城の上ですが、そこにも紋章が。
エビ?ロブスターみたいに大きいやつでしょうか。
佐馬鷹は、えびの紋章は作りませんでしたね。
カニの方がハサミを強調できる気がして。
でも、こうして見ると、
盾型の中で収まりがいいなぁ。
今度は城の上ではなくて、手前です。
見てください、この竜。
ブタ鼻ののんびりした顔で、これじゃあ憎めない。
上で輪っかをくわえてきた鳥も何かエピソードがありそうです。
こちらもご覧ください。
獅子の周りの枠は四角形を組み合わせたもので、
佐馬鷹もこの図形を日本の家紋から取り入れました。
が、これはただの図形ではありません。
枠が枝を編んだものにも見えます。イバラでしょうか。
イバラの中の獅子。
かっこよくないですか?
図形の中に動物を入れるのは、佐馬鷹はやってなかったなあ。
しかも、その枠がイバラ。
これもセンスですよね。
ピックアップしていったら、お城の紋章が多くなりました。
しかも必ずと言うくらい門扉が開いて、
その奥に落とし格子がのぞいています。
小さなマッチラベルのスペースに、けっこう細かく描き込んであるんですね。
この紋章ではなんと、門の中から腕が伸びてます。にょきっと。
近づいたら斬る気、満々ですよね。
+
ところで、今回は紋章を掲げる各都市の名前が分かりませんでした。
ラベルの中のアルファベットを無理にカタカナにしようかとも思いましたが、
チェコ語の発音が合っているか保証できませんし。
wikiやチェコに関するホームページも見て回りましたが、
ラベルの地名と照合できなかった。
となると頼みの綱は、森護さんの本。
一つだけ一致しました。
パードウビッツ市。
この半身馬には、結構なエピソードがあって、
森護さんの「西洋紋章夜話」では一章設けてあります。
ラベルのほかの紋章にも、それぞれエピソードがあるんだろうなあ。
よかったら、情報提供をお願いします。