紋章のような

My name is Samataka. I made coats of arms in my own way. Please accept my apologies. I didn't understand heraldry. I made coats of arms in escutcheons.

自作小説

自作小説「塔の上のセピイ  〜中世キリスト教社会の城女中の話」第十話(全十九話の予定)

第十話 交わされた言葉の数々 「昨日は、なんだかんだ言って結局、秘密めいた、際どい話も多かったね。でも今度こそ、それほどでもないはずだよ」 セピイおばさんは、そう言いながら、椅子の下にロウソクを置いた。私とセピイおばさんの間の椅子。強かった明…

自作小説「塔の上のセピイ  〜中世キリスト教社会の城女中の話」第九話(全十九話の予定)

第九話 郷里への道のり 翌日は午後から雨になった。夜も降り続き、すれ違いざまにセピイおばさんから小声で言われた。「今夜は、やめておこう。また明日だ」と。 そして、さらに翌日。雨は止んだ。夕方からまた降り出したが、小雨程度。時には霧雨と言ってい…

自作小説「塔の上のセピイ  〜中世キリスト教社会の城女中の話」第八話(全十九話の予定)

第八話 裏の事情 私は焦っていた。すぐにでもセピイおばさんから話の続きを聞きたかったが、おばさんだって疲れているだろう。そろそろ、一日お預け、とか言われてもおかしくない。むやみに催促するわけにもいかないし。 そのくせ、セピイおばさんは昼間、何…

自作小説「塔の上のセピイ  〜中世キリスト教社会の城女中の話」第七話(全十九話の予定)

第七話 絶たれる糸 昼間、私は畑でぼんやりしてしまった。またしても眠かったのだが、それだけじゃない。セピイおばさんの人生に現れた人たちのことを、どうしても考えてしまうからだ。ヴィクトルカとスネーシカ、ヒーナお嬢様、ベイジとカーキフ、そしてソ…

自作小説「塔の上のセピイ  〜中世キリスト教社会の城女中の話」第六話(全十九話の予定)

第六話 意に沿わぬ振る舞い 「では、話させてもらうよ。 次の日、お勉強とかが終わると、ヒーナ様は私とベイジに『昨日の塔に行こう』と言い出した。スネーシカ姉さんが隠れて、泣いていた場所。そこなら大事な話ができる、と。 三人で塔の螺旋階段に入る前…

自作小説「塔の上のセピイ  〜中世キリスト教社会の城女中の話」第五話

自作小説「塔の上のセピイ 〜中世キリスト教社会の城女中の話」第五話 どうか、ご覧あれ〜。

自作小説「塔の上のセピイ  〜中世キリスト教社会の城女中の話」第四話

自作小説「塔の上のセピイ 〜中世キリスト教社会の城女中の話」第四話 どうか、ご覧あれ〜。

自作小説「塔の上のセピイ  〜中世キリスト教社会の城女中の話」第三話

自作小説「塔の上のセピイ 〜中世キリスト教社会の城女中の話」第三話 どうか、ご覧あれ〜。

自作小説「塔の上のセピイ  〜中世キリスト教社会の城女中の話」第二話

自作小説「塔の上のセピイ 〜中世キリスト教社会の城女中の話」第二話 どうか、ご覧あれ〜。

自作小説「塔の上のセピイ  〜中世キリスト教社会の城女中の話」第一話

自作小説「塔の上のセピイ 〜中世キリスト教社会の城女中の話」第一話 どうか、ご覧あれ〜。

我が目論み。最近、考えている事・・・・自作小説の発表。

ブログの今後のこととか。