冠の紋章、よく見たら・・・
前回はノアの箱舟という、広く知れ渡った話を元に紋章を作りましたが、
今回は佐馬鷹が考えたお話です。
冠もいくつか描いてみたのですが、
そのうちの一つが、城壁の上部分、胸壁の凹凸に似ていることに気づきました。
その発想を活用して、作ったのが今回の紋章です。
冠を頭から脱いで、あえて放り投げます。
すると、どうでしょう。
ぐんぐん大きくなってお城になりました!
なんちゃって。
聖女や良心的な魔法使いがこれを使って、蛮族から追われる民衆をこの冠城にかくまう。
なんて、話を書いてみたりして。
などと悦に入っていたら、
判明しました。
古代ギリシャに城壁冠という冠があったんですね。
冠のデザインの一種として存在していたわけです。
佐馬鷹がその画像をどこかで見ていたのでしょう。
なあんだ、刷り込まれていたのか。
くっそう、古代人がすでに思いついていたのか。
改めて思い知らされた次第です。
ちなみに、フランスの切手で、この胸壁の凹凸をさらにアレンジしたものがありました。
凸の一つ一つを帆船に見立てているのです。正面から見た帆船の帆。
城壁に帆船がくっついたような面白い構図でした。
写真を撮っとけばよかった。