紋章と洋楽。
前回はスポーツを取り上げてみました。
今回は音楽を取り上げてみます。
西洋紋章は、もちろん西洋。
なので音楽も、邦楽ではなく洋楽で。
1番手はこの方たちであります。
皆さんの中には今回の記事を読む前に、タイトルだけでピンと来た方もおられたのでは。
ベタすぎて、とっくに知ってるよ!と思われるかもしれません。
が、しばし、おつきあいくだされ。
それくらい有名だろうと思われる、この方たちの紋章。
クイーン
ドーン!
まさにドーンですな。
この記事の「4. クイーンの紋章のデザインについて」にしっかり説明されています。
メンバー4人の星座を配した、立派な大紋章
(ちなみに私、佐馬鷹が作るのは、盾部分だけのいわゆる小紋章)。
正直に言いますと、洋楽となるとビートルズか、サイモン&ガーファンクルばかりを意識する私。
クイーンのことは、あまりよく知りません。
が!ここ最近コロナのせいで自転車通勤にしているので、
雨の日でなければ、いつの間にか、あの曲が脳内に流れます。
♪バ〜イ、セコッ、バ〜イ、セコッ、
とくに登り坂の時などが、効果てき面ですね。
こうやって詳しくなかったはずの者にも簡単にすり込んでしまうところが、
大御所たる証拠ですなあ。
2番手も負けてませんよ。
何しろ、あのギャラガー兄弟ですから。
やっぱ、プロだわ。
アレンジが早いというか、センスが高い。
前回の記事のように、サッカーにもアンテナを向けていなかったら、見落としていたかも。
ノエルの分では、ちゃんと盾型を組み込んでくれてます。
個人的には、リアムのタンバリンらしき図形が気になりますね。
自分も、またタンバリンの紋章を載せたくなります。
その下の花はバラと思われます。
西洋紋章だと、なぜかバラをこのように描きます。花びらがうず巻いた感じに描かないのです。
別の花かと思っちゃいますよね。
3番手には、プロデューサーにも登場していただきましょう。
この方の記事はネット上ではなく、本で出会いました。
なんと、紋章の資料の本で、です。
ビートルズの曲の多くを、この方がプロデュースしてくれました。
つまり、世に送り出してくれたんですね。
なのに、その割には、盾型の中に並んでいるのが、なぜかクワガタ。
カブトムシではなく、クワガタ。
他のアーティストもプロデュースしていたということかなぁ?
その辺りの説明がなくて、謎のままです。
もう一つ、謎というか、気になるのがこちら。
最初見た時は、けっこうショックでした。
えっ!小鳥に釘を刺すの?!
しかし今回の記事を書くにあたって、ようく見ると、
釘にしては先の形が変わっているような。
しかも小鳥に刺さっているというより、脇に挟み持っているようにも見えてきて。
ちなみに紋章学では、時々このような鳥が見かけられます。
う〜ん、脚を切るのも可哀想な気がするのですが、
なぜか西洋社会では、これで浸透したようです。
というわけで、謎が謎を呼んだ紋章でした。
4番手で、いよいよシメです。
ここはビートルズのファンの一人として、えこひいきしちゃいます。
2006年の記事です。
先ほどはファンを自称しましたが、これは知らなかった。
ギターらしき楽器を取り入れているところが、ポールの正直さでしょうか。
鳥は、ビートルズ時代の曲「Blackbird」から来たのでは、と大雑把に当たりをつけて検索してみました。
そしたら、こんな記事がヒット。
紋章の鳥についての断言はできませんが、かなり頼もしい補足をいただけたと思います。
あと、黒と黄の配色は私もよく使いますね。
ポールの紋章では、おそらく金色なのでしょうけど。
いかがでしょう?
すでにご存知だった情報もありましたでしょうか。
あるいは、あのアーティストがあるのに、とか情報をお持ちでしたら、どうかご連絡ください。
私としては、この4件が精一杯でした。
ほかの人とか、もっと出てくると思ってたんだけどなあ。
そこがちょっと欲求不満であります。
さて、最後に自作の紋章を載せるつもりでしたが
(ポールをシメとしておきながら)、
すっかり長くなったので、次回に持ち越すことにします。
皆さんも読みながら、たびたび貼ってあるリンクのページに飛んで、
また戻ってきて続きを読むのも大変ですよね。
ここまで、よくお付き合いくださいました。
次回はこの記事のおまけ。私が作成した紋章であります。
お楽しみに〜。