紋章で描かれる舌、舌、舌。
お題「#おうち時間」
例によって、予約投稿であります。
この記事を書いている時点では、こちら北九州市は大変なことになっております。
ま、さ、か、全国区のトップニュースに取り上げられようとは!
コロナウイルスの第2波。
なんでこうなるんだよ?
もおおお!!
私も頑張ってバス通勤から自転車に切り替えたので、自転車ネタでもう一つ記事を書こうかと思ってたのに。
記事を書いている場合じゃないだろ、って?
お叱り、ごもっとも。
しかし不要な外出は自粛せねばならん、わけですよねえ。
ならばブログ記事でも書いてるしかねえ!
じゃないですか。
とか言い訳しながら、あともう一つ言い訳を。
私もあれを学んでおったのですぞ。
あれですよ、あれ。
あいうべ体操。
まあテレビから仕入れた情報、
典型的な耳学問ですが。
要するに、せっかくマスクしても口呼吸になっていてはいかん、と。
人体に備わる天然のフィルターである鼻をできるだけ活用して、
口呼吸を控えましょう。
フィルター機能の乏しい口では、様々な雑菌・ウイルスが通過して体内に入りやすい。
それを防ぐために口・舌をしっかり動かして筋力を向上させ、
口が開きっぱなしにならないようにしましょう。
というのが、この体操の大まかな主旨であります。
細かな解説は上記のリンク先でお確かめいただくとして、
さっそく皆さんもやってみましょ〜!
「あ」
「い」
「う」
「べえ〜」
これを1セットとして、毎日30セットだそうです。
ちなみに私は、
う〜ん、何日続けたっけ?
三日坊主以下?
だから第2波が広がったんだ、なんて言わないでくだされ。
+
結局悔しいから、これはネタとして活用しようと思いました。
「べえ〜」
をしながら思いつきました。
紋章で描かれた「べ〜」を考察してみよう、と。
本場の西洋紋章では「べ〜」の頻度は、けっこう高いんですよ。
一番手は、やはり獅子ですな。
ほとんどの獅子が「べ〜」してます。
してない獅子を探す方が大変なくらいです。
でも私、佐馬鷹が描く獅子は、口は開けてても舌は出してませんねえ。
ふっふっふ。私なりにオリジナリティを出したのですよ。
なあんて言い訳で、サボっただけですが。
真ん中の段はともかく、上の段と下の段にご注目。
やっぱり舌を出してます。鷲もドラゴンも、ベロンと。
熊と山羊です。
やっぱり、ベロ〜ン。
みんな長いぞ。
このカラスはベロ〜ンではないけれども、やはり出してます。
描写が精密ですなあ。
ミシェル・パストウロー著「紋章の歴史」P 86から。
いかがでしょう。
シメを飾るなら、やっぱり、これくらい派手に出してもらわないと。
獅子がイイ顔してるでしょう。
偉大なりカッツェンエレンボーゲン家!
ドイツ語の猫(カッツェ)を暗示させる、シャレとしての要素もある紋章だそうです。
さて考察の結果、一つの結論が導き出されましたね。
そう、ヨーロッパの紋章業界では、あいうべ体操がすでに普及していたのです。
んなわけないか。
それは冗談として、舌の頻度が高いと前述したのもご理解いただけるでしょう。
+
さて、お待ちかね。
あれっ、待ってなかったですか?
何って、やだなあ、私が作った紋章ですよ。
もったいつけすぎて忘れられちゃったのでしょうか?
ケチな私としては、本当のシメは譲れなかったわけです。
私が舌を描くと、こんな感じ。
私の気持ちをご理解いただけますでしょうか。
これこそ、ひねり。そう言わせてください。
だって、ただ出すだけじゃ面白くないんだもの。
これくらいしないと、気が済まないんです。
まあ、それはともかく、肝心の鍵は取れるかどうか。
ふっふっふ。
一筋縄ではいかないってやつです。